ソフトバンク森浩之ヘッドコーチ(54)がヤクルトから移籍したウラジミール・バレンティン外野手(35)に関する「ぜいたくな悩み」を打ち明けた。

米ハワイへの日本一旅行から帰国した翌日の19日、ヤフオクドームを訪れ、軽いトレーニングで汗を流した。大砲獲得のニュースに「左翼か指名打者か、デスパイネとの兼ね合いだろうが、モチベーションが下がらないようにしないといけないね」と強力な大砲同士の競争のなかで、うまくコミュニケーションをとって起用していく必要性を強調した。

守備について不安はぬぐえず、打撃についても「パ・リーグの球の速い投手にどう対応していくか」と楽観視はしていない。それでも実績十分のスラッガー加入に「オーダーを含め起用をどうしていくか、難しいところ。工藤監督とも早めに話し合ってシミュレーションをしないといけない」と来季の重量打線作りへ、うれしい悲鳴を上げていた。