日本プロ野球組織(NPB)と選手会は16日、東京都内でフリーエージェント(FA)の資格取得期間短縮などについて協議し、合意には至らなかったものの、今後も継続して話し合うことで意見が一致した。ドラフト制度改革と合わせて一括協議を行い、4月末までの合意を目指す。

 NPBは国内でのFA権取得までの期間8年を譲らなかったが、その代替案として人的補償の廃止や補償金の大幅な緩和などを提示した。

 国内FA権取得について7年を主張する選手会も、海外へのFA移籍は現行通りの9年で応じるなど、一定の歩み寄りをみせた。松原徹選手会事務局長は「国内7年ならばのめる。補償金がゼロなら8年も検討の価値はある」と説明した。宮本慎也選手会長(ヤクルト)も「2年後に7年の確約がもらえるなど、向こうの条件のどこかが大きく変われば真摯(しんし)に対応する」と話した。

 NPBの代表として話し合いに出席した清武英利選手関係委員長(巨人代表)は「一定の評価はしてもらった。補償金の減額など、かなり譲歩した球団もある。数年前なら考えられないこと。一歩ずつ前進している」と協議の進展に期待を寄せた。(共同)