米大リーグのメッツを退団して広島に復帰した高橋建投手(40)が22日、マツダスタジアムで入団発表の記者会見を行い「勝ちに貢献して(米国に)行ったことが間違いでなかったと言いたい」と抱負を語った。年俸2500万円プラス出来高払いで、背番号は広島在籍中と同じ「22」に決まった。

 高橋は昨年オフにフリーエージェント(FA)宣言して米球界挑戦を表明し、今季はメッツで日本選手最年長となる40歳でメジャーデビューを果たした。広島ではチーム最年長となるが「2年続けてルーキーの気持ち。先発なら2けた、中継ぎなら勝利の方程式に入って優勝に貢献したい」と意気込みを口にした。

 10月に帰国した際は、来季も米国でプレーしたい意向も示していた。日本球界復帰を決めた理由について、FA宣言後にマイナー契約を結ぶまでの交渉が難航した経緯を挙げ「ぎりぎりまで待って厳しいオファーだった。それを繰り返すのは苦しい」と明かした。(金額は推定)

 [2009年12月22日17時40分]ソーシャルブックマーク