広島岩本貴裕外野手(24)が10日、マツダスタジアムで行われた通常練習後に野村監督からマンツーマン指導を受けた。柵越え20発のノルマを課されたハーフ打撃。指揮官が投げる緩い球を一心不乱に打ち返した。「下半身を強く、しっかり使えるかどうか。崩されながらでも、ヒットを打てるようにしないといけない」。打ち終わった頃には、打撃用手袋も破れていたほどだ。オープン戦は8試合に出場して打率2割5分8厘、1本塁打。野村監督も「緩い球でもしっかり振らないといけない。良かったり悪かったりの繰り返しです」と指摘した。チームでも数少ないスラッガーとして期待は大きく、開幕スタメンも濃厚。状態を高め、文句なく定位置に座りたいところだ。