<楽天3-2オリックス>◇15日◇甲子園

 オリックス朴賛浩投手(37=パイレーツ)が来日初登板で黒星を喫した。6回2/3、6安打3失点。各イニング15球以内、最少7球とテンポよく打ち取る投球術は見せた。ただ、2-1と勝ち越した直後の6回が痛恨だった。先頭打者にストレートの四球を与えると、山崎武司内野手(42)に同点適時三塁打、1死三塁から岩村明憲内野手(32)に勝ち越し犠飛を許した。「先頭打者の四球も痛いが、山崎さんを追い込んでから変化球が高めに抜けたのが悔やまれる」。白星が見え始めただけに悔いが残った。ただ念願の日本デビューを果たし、「この先発を光栄に思ってマウンドに上がった。自分の中では、初登板を楽しむような気持ちで、またしっかり試合をつくることを考えて投げた」と充実感も口にした。