<横浜12-3中日>◇29日◇横浜

 横浜は尾花高夫監督(53)の思い切った代打策がはまった。3-1の5回2死満塁で、それまで81球で1失点に抑えていた小林太に代えてスレッジを代打に。この起用が的中し、スレッジはフルカウントから右翼席に満塁弾を打ち込んで試合の大勢を決めた。

 尾花監督は「あの場面は点を取りにいきたかった」とうれしそう。その後も村田、下園に一発が飛び出し、計4本塁打で7年ぶりの2試合連続2桁得点を挙げた。流行性角結膜炎のため3試合ぶりの出場だったスレッジは「米国でも代打をやったことはある。最高に気持ちがいい」と興奮していた。