<西武6-1楽天>◇18日◇西武ドーム

 楽天山崎武司内野手(42)が完封負け寸前の9回、西武菊池雄星投手(20)の甘く入ったスライダーを左翼席に引っ張り、プロ野球17人目となる通算400本塁打を史上最年長となる42歳9カ月で達成した。これまでの最年長は金本知憲外野手(阪神)の40歳1カ月だった。初本塁打は、中日時代の1991年5月9日の大洋(現横浜)戦で田辺から。山崎のコメント。

 「一矢報いたい気持ちがあった。タイミングの合っていなかったスライダーに絞って、思いっきりいった。シーズンに入る前、1つの目標にしていた数字。25年もかかっちゃったなぁ。甲子園を沸かせた投手から打てて、一生の思い出に残る1本。ミスター(長嶋茂雄氏)の444本もあるし、田淵ヘッドの474本だってある。少しでも追いつけるように頑張るよ」。