ヤクルトは10日、都内で記者会見を開き、青木宣親外野手(29)のポスティングシステム(入札制度)による大リーグ挑戦を容認すると発表した。

 青木は「大学時代から夢がかなう思いと、8年間やってきたヤクルトを離れる寂しさがある。とにかく、覚悟を決めて行きたい」と話した。

 青木は中日とのクライマックスシリーズ(CS)で敗退した翌日の7日、衣笠剛球団社長に米移籍の希望を申し入れ、球団は協議を続けていた。早大から2004年にヤクルトに入団。2度のシーズン200安打、首位打者に3度輝くなどプロ8年間で通算打率3割2分9厘を記録している。