福島・相馬市出身の巨人鈴木尚広外野手(33)が8日、母校の相馬市立中村第一小学校を訪問し、子供たちを元気づけた。東日本大震災後の3月26日以来、約9カ月ぶりの訪問。被災した当時は「言葉が出なかった」という程の光景だったが「今日も朝に海岸の方にいきました。今回は光景ではなくて、土とか漁業とかいろんな問題が長いスパンでかかるだろうと感じました。まだまだ、1歩1歩、歩み始めたところだと思う」と、復興の状況を話した。小学校では約150人の生徒と体育の授業などで交流。「すごく笑顔で喜んでもらえたのが印象に残ってます」と、穏やかな表情で振り返った。