広島ドラフト1位の野村祐輔投手(22=明大)が23日、今キャンプ自己最多となる149球の投げ込みを行った。午前中に宮崎・日南市内の天福球場ブルペンで、約50分間にわたって乾いた音を響かせ続けた。これまで投げていなかったフォークも初披露。「いまいちでしたね」と苦笑いしたが、調整は最終段階に差し掛かっている。打席にはニックを立たせ、フォークボールも初めて投げ「もう実戦で投げられる」と万全の仕上がりを強調した。

 26日までの今クール中にシート打撃に登板する。「ブルペンではいい球でも試合では違うかもしれないので、早く投げたい」とはやる気持ちを抑えるように言った。