日韓通算103勝を挙げた元巨人門倉健投手(39)が6日、現役引退を表明した。母校・聖望学園(埼玉)のOB会に出席し、「引退試合」を兼ねたOB戦で5回から4イニングを救援。4失点も最後は東北福祉大でバッテリーを組んだ後輩のヤクルト小野公誠2軍バッテリーコーチ(38)から空振り三振を奪い、「まだ投げられるという思いもありましたが、踏ん切りがつきました」とユニホームを脱いだ。

 NPB通算は76勝(82敗)10セーブを挙げ、横浜時代の05年には奪三振のタイトルを獲得。今後は韓国プロ野球のサムスンで1軍投手コーチの補佐的な立場でスタッフ入りするといい、「いい指導者になって日本に戻ってきたい」と抱負を語った。