昨年のパ・リーグMVPで左肩と肘に痛みを抱える日本ハム吉川光夫投手(24)は開幕に照準を合わせた。

 1日、春季キャンプをスタートさせたが、ブルペン入りはせずキャッチボールのみ。「肘の状態を見て、コーチとしっかり話していきたい」と本格投球のメドは、まだ立っていない。現状は「嫌な感じは、まだあるけど、(投げる際の痛みは)出る回数が減ってきた」と完全ではないが、回復はしている。「去年のキャンプインと、気持ちは変わっていない」と、危機感を持ちながら開幕へ向けて調整を続ける。