中日と名古屋市は21日、13年度の協力事業の拡大内容を発表した。市側はナゴヤドームでの1軍公式戦開催日に、市営地下鉄最寄りのナゴヤドーム前矢田駅で応援歌「燃えよドラゴンズ」を流し、観戦気分を盛り上げる。

 名古屋、栄、金山の3駅では試合があることを放送で告知する。中日側は昨年1校だけだった市内小学校の訪問校数を拡大し、こどもたちとキャッチボールをしたり給食を食べたりして交流を深める。

 名古屋市役所で会見した吉見一起選手会長(28)は「まずは選手が足を運んで、子どもたちに野球を知ってもらいたい。僕も大阪で育った当時、巨人の主力投手にいただいたサインが鮮明です。夢を与える職業なので、子どもたちと接することで目標をもってもらえれば」と熱弁。当時のエース槙原寛己との思い出を振り返り、協力を約束した。