中日高木守道監督(71)も1日、長嶋氏の国民栄誉賞を喜んだ。「当然でしょう。(受賞は)遅いぐらい」。2日からの阪神3連戦に備えて大阪へ移動する前の名古屋駅で、感慨深げに話した。

 高木監督が県岐阜商の1年生時、立大4年の長嶋氏が偶然コーチにやってきた。「すごいファンだったけど1年生だし話なんてできるわけがない」。高木青年のセンスを見抜いた長嶋氏が、“1年生でもレギュラーで使った方がいい”と監督に進言したという伝説が残る。

 プロ入り後は巨人と中日の主力同士でしのぎを削り、94年には同率首位でシーズン最終戦の直接対決で優勝が決まったあの10・8を監督同士で戦った。「そんな方と10・8のような形で勝負できるなんて夢にも思わなかった。あの方がいての戦後のプロ野球やないの?」。改めて敬意を表していた。