<DeNA6-2広島>◇11日◇横浜

 5年目のDeNA小杉陽太投手(27)が6回3安打無失点の好投で、今季初先発を勝利で飾った。

 「今日は自分の開幕だったので3回までは緊張で地に足が付かない感じだった」と、3回まで毎回得点圏に走者を背負う苦しい投球。それでも要所を締めて得点を許さなかった。

 4回からの3イニングは1人の走者も出さない完璧な内容。「デニーさん(友利投手コーチ)に『お前を信じて使っているんだから、自分を信じろ』と言われ、落ち着きました。先制点で楽に投げられるようになったので、野手のみなさんに感謝したい。今日はピンチの場面で粘れたのは良かったですが、次回登板に向けては無駄な四球を減らして、テンポ良く投げられるように調整していきます」と、反省も忘れなかった。

 中畑監督も、今季の本拠地初勝利に導く力投を絶賛。「序盤にピンチを背負いながらも辛抱強く投げてゲームを作ってくれた。小杉の頑張りが(打線の)勢いを生んだね。これを続けてほしい」と目を細めた。