<イースタン・リーグ:日本ハム4-8西武>◇16日◇鎌ケ谷

 日本ハム大谷翔平投手(18)が先発し、5回7安打5失点(自責2)で降板した。

 視察した栗山英樹監督(52)は大谷の次回登板について「1軍で投げさせます。基本的には1週間後」と、23日のヤクルト戦(札幌ドーム)で1軍で先発デビューさせることを発表した。

 この日は6度目の実戦登板で“プロ初被弾”を食らった。1回に先頭の西武木村文紀外野手(24)に場外へ先頭打者本塁打を浴びた。「(場外は)初めてだと思う」と、不安定な立ち上がりに2失点。2回から4回までは、最速151キロの直球やスライダーを軸に無失点に抑えた。

 3-2と1点リードで迎えた5回。勝利投手の権利がかかっていたが、先頭打者を失策で塁に出すと、再び木村に逆転2ラン本塁打を許した。「1点を守りきれなかったのが課題」と、117キロのスライダーを左中間へ運ばれた。さらに2死から安打、四球、安打で1点を失った。104球で5回を投げきって交代が告げられた。プロ最長イニング、球数を投げたことについては「次につながると思う。球数をしっかり投げられて良かった」と振り返った。