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【ヤクルト】宮本「最高」引退あいさつ全文

チームメートの手で胴上げされる宮本(撮影・丹羽敏通)
チームメートの手で胴上げされる宮本(撮影・丹羽敏通)

<ヤクルト2-3阪神>◇4日◇神宮

 ヤクルト宮本慎也内野手(42)が、19年のプロ野球生活の幕を下ろした。試合後、宮本の引退セレモニーでのあいさつは以下の通り。

 宮本の話 まずはじめにこのような舞台を用意していただきましたヤクルト球団に感謝いたしたいと思います。ありがとうございました。最後まで残っていただきましたタイガースファンのみなさま、ありがとうございました。

 1995年、ヤクルト入団以来たくさんの方にお世話になり、やってこれました。私が最も影響を受けた方、野村監督。野村監督にはプロ野球で生きるすべを教えていただきました。若松監督にはレギュラーとしての自覚。古田監督には中心選手としての責任。高田監督には選手寿命を延ばしていただいた三塁手へのコンバート。小川監督には常に体調面で気遣っていただき、ベストな状態で試合に臨めるよう、配慮していただきました。その小川監督は私の担当スカウトでもあります。小川監督の下でユニホームを脱げることを幸せに感じています。

 そして今まで教えていただいたコーチの方、チームメート、裏方さん、トレーナー、球団スタッフのかた。いい仲間に巡りあえたからこそ、ここまでやってこれました。ありがとうございました。

 両親には何でもいいから1番になれと育てられ、なれたかどうか分かりませんが、夢だったプロ野球選手になれたのは、おやじ、おふくろのおかげです。ありがとうございました。妻知美、プロ野球生活のほとんどを支えてもらいました。本当にありがとう。陽菜(ひな)、奈桜(なお)、恭佑、実空(みく)。お前たちがいたから父ちゃん、がんばれました。ありがとう。

 私のプロ野球生活の思い出はやはり3度の日本一です。個人記録もありましたが、やはり、優勝、日本一という瞬間が今も強く印象に残っています。今年スワローズは最下位に低迷しました。チーム一丸となってこの秋から来年必ず巻き返してくれることを期待しています。

 小さい時から好きで始めた野球がプロになり、仕事に変わりました。引退会見の時、私は楽しんでプレーしたことは1度もないと言いました。打てないんじゃないかという不安。エラーするんじゃないかという恐怖。今まで楽しく野球をやったことはありませんでした。しかし、引退会見後、自分の中で変わっていきました。代打で出るだけでファンのみなさまの温かく大きな声援、拍手をいただき、苦しかっただけのはずのグラウンドで私は幸せ者だったんだと感じました。

 みなさまのおかげでグラウンドでプレーすることを初めて楽しく感じることができました。つらかったこと、苦しかったこと、悔しかったこと、全て報われた気がしました。プロのプレーをみせ、チームが勝ってファンの方々に喜んでいただくことがプロ野球選手の使命だと肝に銘じてやってきましたが、最後になって野球の楽しさをみなさまから実感することができました。ファンのみなさま、本当にありがとうございました。

 最後に東京ヤクルトスワローズのファンのみなさま、神宮球場のファンのみなさま。今までの応援、最高でした。19年間本当にありがとうございました。

 [2013年10月5日1時6分]

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