阪神岩田稔投手(30)が30日、大阪・高槻市内の大阪医科大学付属病院で1型糖尿病患者の小児病棟を慰問した。

 岩田自身も高校2年冬に発症。患者・家族会の「大阪くるみの会クリスマス会」に参加し、患者たちと触れ合った。「同じ仲間で、子どもたちはいい顔をしてくれてパワーをもらう。頑張って、子どもたちを喜ばせないといけない」と話した。

 岩田は09年から1勝につき、研究資金として10万円の寄付を行っている。「糖尿病は完治されないと言われているけど、iPS細胞(人工多能性幹細胞)もあって完治の方向に向かっている。少しでも協力して、1つでも力になりたい。治る方法が見つかれば、たくさんの人に喜んでもらえる」と思いを語った。