ヤクルトは16日、米マイアミで12日(日本時間13日)に妻に対する監禁と暴行の疑いで米捜査当局に逮捕されたウラディミール・バレンティン外野手(29)について、現地マイアミから報告を受けた。

 情報を把握するために15日に緊急渡米した奥村政之編成部国際担当次長(46)から、球団に連絡が入った。午後2時すぎに電話報告を受けた衣笠剛球団社長(64)は、バレンティン容疑者と電話で話をしたという奥村次長から、保釈の事実を再確認。「奥村には、きちっとした処分を経て、日本に向けて出発できるように最善の努力をしてくれと指示した。すべての段取りを整えてから帰ってきてくれ、場合によっては同じ飛行機で帰ってくるぐらいで現地で対応してほしいと伝えました」と話した。

 同容疑者には「我々としてもぜひ日本に来てもらって、プレーを通じて日本の皆様方に謝罪を含めた形でアピールしていくことができればと思っている。ただ、彼が今回逮捕されたのは事実だから、保釈されたが、きちっと整理したうえで日本に来てやってほしい」と語った。