<DeNA6-2中日>◇29日◇横浜

 中日2年目左腕の浜田達郎投手(19)が1軍デビュー戦で輝いた。

 田島が満塁弾を浴びて4点差にされた8回、なお2死二塁で登板。打者は3番梶谷だった。初球136キロの真っすぐで見逃しストライクを取ると、その後連続真っすぐでボール、ボールとなって迎えた4球目。左の梶谷の背中から鋭く曲がるような120キロのスライダーで、中途半端に当てただけの捕ゴロに打ち取った。

 わずか4球だったが最速は141キロを計時。浜田は「腕を振らずに失敗したらもったいない。下(2軍)でやってきたことができました」と、183センチのスリークオーターから特長を生かした投球に会心の笑顔だ。日本ハム大谷、阪神藤浪と並ぶ「高校BIG3」の一角が、敗戦処理から第1歩を示した。