<イースタン・リーグ:楽天10-0西武>◇31日◇鶴岡ドリームスタジアム

 楽天松井裕樹投手(18)が先発復帰した登板で快投を演じた。

 6回を投げ、2安打3四球無失点15奪三振だった。「もう少し早く追い込めれば良かった。でも投げっぷりというところでは良かったと思います」と手応えを口にした。

 1回、西武先頭打者の石川にいきなり足元を抜ける痛烈な中前打を浴び、2番熊代にはストレートの四球。無死一、二塁からギアがトップに入った。3者連続の空振り三振に仕留め、危機を脱出すると2回も止まらない。キレのあるスライダー、そしてタイミングを外すチェンジアップでまたしても3者連続空振り三振。3回にも2つ、4回には1つ、そして5回にも3者連続の空振り三振に仕留めた。6回にも3つの三振を奪い、18アウト中15アウトが三振という快投だった。投球数は100球だった。

 前日30日には酒井2軍チーフ投手コーチが「豪快なフォームが見たい。野茂のように四球を出しても三振を奪うような」と話していたとおりの投球を見せた。