<2軍交流戦:阪神4-1楽天>◇18日◇鳴尾浜

 肋骨(ろっこつ)骨折などから1軍復帰を目指す阪神西岡剛内野手(29)が、守備を「解禁」した。負傷後初めて、三塁の守備に就いて先発出場。6回には緩いゴロを前進して捕り、一塁に送球するなど機敏な動きを見せて回復をアピール。6度の打球処理をそつなくこなした。

 また、4打数1安打で負傷後初めてフル出場。「最初は3打席の予定だった。僕自身、追い込んでいきたい。早く1軍に復帰したい気持ちの表れです」と振り返った。9回までプレーするのは予定外だった。

 これまでの定位置だった二塁ではなく、三塁でプレーしたが「自分のポジションは上(1軍)にない。自分でチャンスを他人に与えてしまった」と話す。不退転の決意で、1軍再昇格を目指している。

 14日のウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)は左打席で2安打をマーク。17日の楽天戦(鳴尾浜)では右打席でも安打を放っていた。打撃面は順調に回復し、守備も開始。少しずつ復活への階段を上っている。