<阪神2-10中日>◇29日◇甲子園

 阪神先発の能見篤史投手(35)が背信の投球だ。

 1回、先頭大島に中前打を浴びると、谷にも左前に運ばれて無死一、三塁にピンチ拡大。エルナンデスには中前適時打を許し、先制された。さらに、ルナには初球の直球をとらえられ、左中間に3ランを浴びた。

 1回は打者13人の猛攻に遭い、7安打8失点の惨状。3回にも1点を失い、ルナに四球を与えたところで緊急降板した。能見は「いろいろある」と言葉少なだった。脇腹の痛みかと問われた和田監督は「ちょっと伸ばしたというか、違和感がある。これから見てもらうなり、調べてもらう」と説明。脇腹を痛めたとみられる。