楽天星野仙一監督(67)が24日、現場復帰初日を終えた。

 午後1時過ぎからコボスタ宮城で全体練習開始。グラウンドに出る際には、球団職員に「つえを持ってきてくれ」。手にしたのは、つえではなく、ノックバット。「(痛みは)もう、ないよ」と休養前と同様、打撃ケージの裏に陣取り、各打者のスイングをじっくりと見詰めた。

 ベンチ前に陣取る大勢のテレビカメラを見ると「なんで、今日はこんなにいるの?」とニヤリ。さらに「いやー、ブラジルは遠かった。日本が負けても、ずっといたから」。休養期間が、サッカーW杯ブラジル大会と重なったことを指すジョークだった。

 この日の仙台は、最高気温32度の真夏日。大粒の汗を流し「あっち(ブラジル)は暑くてもカラッとして、さわやかだったなあ」とジョークを続け、1時間半ほどの練習を終えた。