<ソフトバンク6-4日本ハム>◇10日◇ヤフオクドーム

 日本ハム杉谷拳士内野手(23)が汚名返上の好走塁でチームに先制点をもたらした。

 「2番右翼」でスタメン出場し、1回1死から四球で出塁。2死一塁となり打席に4番中田を迎えた場面では二盗に成功。中田は遊撃への内野ゴロだったが、ソフトバンク今宮が送球エラーする間に一気に二塁から本塁へ生還。相手捕手のブロックを執念のスライディングで突き破った。さらに1回の守備では、先頭打者の右翼前方のポップフライに猛然とダッシュしてスライディングキャッチ。ビッグプレーで先発の大谷も助けた。

 前日9日の同カードで痛恨プレーがあった。土壇場で3点差を追いつき試合を振り出しに戻した9回。代走で登場したが、けん制死となり、追撃ムードに水を差してしまった。チームも今季8度目のサヨナラ負けで6連敗となった。「出来ることをやるだけです。気持ちは切り替えました。がんばります」という意気込み通りに試合開始直後から躍動した。