<DeNA9-11広島>◇20日◇横浜

 DeNA中畑清監督(60)が悔しさをあらわにした。

 打線が3回までに10安打で7点を奪うも、先発山口が4回持たず7失点(自責5)で降板。小林太、国吉のリリーフ陣も打たれ、17安打で9点を奪いながらも敗れた。「落ち着かないゲームをしてしまった。これだけ攻撃出来ながら、勝ちゲームをつくれなかったのは残念」と嘆いた。

 山口については「もっと勝ちにこだわるマウンドでの雰囲気を促したい。相手をたたえたくないけど、(広島3番手の)中田の『絶対点はやらない』という気迫はすごかった。あれが(山口)俊や中継ぎ陣にもね…。闘争心が一番大事と感じ取ってほしい」と、苦言を呈した。

 これでCS進出を争う3位広島とは6・5ゲーム差。9回に2点差に追い上げる粘りはみせただけに、「明日はどんな形でもいいから勝ち試合をつくりたい」と、力を込めた。