<オリックス0-2楽天>◇23日◇京セラドーム大阪

 オリックスは森脇浩司監督(54)と契約を2年延長することで合意したことを発表した。

 試合前に瀬戸山隆三球団本部長(60)が会談し、指揮官から快諾を得た。今季が2年契約の最終年。投手力を前面に押し出した固い守備と機動力を駆使した野球で、チームを優勝争いに導いた。球団はその手腕を高く評価。20日に宮内義彦オーナー(78)が契約延長の方針を固めた。

 同球団本部長は「機動力を生かした野球を実現してもらっている。チームを引っ張ってもらい、結果も出ている。常に優勝を狙えるチームを作っていただきたい」と常勝軍団の形成を期待した。

 森脇監督は自らの契約延長について、「非常に光栄な話を頂いた。ただ生活権の確保のために受け入れるほど軽い仕事ではない。自問自答の末、答えを出した。全身全霊をかけて、挑戦したい。今は残り試合に全力を尽くしたい」と決意を語った。

 就任1年目の昨年は66勝73敗5分で5位に終わったが、今季は8月22日時点で63勝43敗1分で2位。首位ソフトバンクを2・5ゲーム差で追っている。