<阪神5-0広島>◇14日◇甲子園

 阪神西岡剛内野手(30)が勝負強さを見せつけた。7回に福留のソロで1点を先制し、なおも2死二塁で代打起用された。中田の沈む球を捉えて、右中間を破る適時三塁打で2点目を刻んだ。

 試合後はお立ち台で「(代打要員の)関本さん、新井さんの大変さがすごくよく分かりました。あの場面は僕だから打てたかなと思いますね。関本さん、新井さんならシングルヒットでしょう」と冗談を飛ばすと、場内が爆笑に包まれた。

 クラブハウスへの引き揚げ際には「僕は途中から(1軍に)上がってきたから、みんなより体も心も元気やと思う。元気にやっていきたい」と話し、代打の難しさについても「割り切っています。僕は初めて。(関本さんと)いつも一緒に準備しています」と明かしていた。