楽天星野仙一監督(67)が16日、作詞家・直木賞作家で、今月6日に亡くなった山口洋子さん(享年77)を悼んだ。

 現役時、山口さんが銀座に開店した高級クラブ「姫」に通ったという。この日のロッテ戦のためコボスタ宮城に到着すると、昔を懐かしみながら話した。

 「22、23歳の頃かな。最初は、知り合いが連れて行ってくれた。(山口さんは)そりゃあ、すてきな人だったよ。きらびやかな世界で。自分で払えないうちは“学割”があったんだ。1万円で。いくら飲んでも、ボトルが置いてあった。稼げるようになったら、自分で(ボトルを)入れて。野球屋じゃ、のぞけない世界を見せてくれたなあ。いつか、自分でこういう場所に来られるようになりなさいと、言われていたような気がする」。

 そう語ると「洋子ママも逝ったかあ」と、つぶやいた。