<楽天2-1ロッテ>◇17日◇コボスタ宮城

 楽天塩見貴洋投手(26)が今季7勝目を挙げた。毎回のように走者を背負う苦しい展開だったが、内角の直球とスライダーの制球が抜群だった。

 6回2死二塁では「気持ちで負けないように、内角で勝負しようと決めていました」とロッテ・デスパイネに5球連続で内角へ直球を投げ込んだ。フルカウントからの6球目、129キロのフォークで空振りを奪うとガッツポーズが飛び出した。7回を投げ、7安打1失点と粘りの投球で白星をつかんだ。

 これで7勝6敗と貯金を作ったが「次負けたら意味がない。振り出しに戻るのでしっかり調整していきたい」と気を引き締めた。