<中日1-15巨人>◇23日◇ナゴヤドーム

 中日山本昌投手(49)がプロ野球史上最年長黒星を喫し、無念の“終戦投手”となった。

 巨人相手に4回までは会心の無失点ピッチ。だが1点リードの5回に先頭アンダーソンの振り逃げからピンチを広げ、大田の同点二塁打と長野の勝ち越し2点打を浴びた。

 ベテラン左腕は「粘り切れなかったですね。仕方ないと言ってはいけないけど負けは負けです」とがっくり。チームのCS進出が完全に断たれた今季初黒星により、浜崎真二(阪急)が1950年(昭25)に48歳10カ月で喫した最年長敗戦を64年ぶりに更新した。

 これが今シーズンの最終登板で、自身の最年長勝利更新は50歳を迎える来季に持ち越しとなった。