＜パＣＳファイナルステージ：ソフトバンク４－６日本ハム＞◇第５戦◇１９日◇ヤフオクドーム

　日本ハム稲葉篤紀内野手（４２）がベテランの一打で反撃ムードを高めた。

　４点を追いかける７回２死一塁で、ファイナルステージ３戦連続で代打で登場。ソフトバンクファンもそろっての「稲葉ジャンプ」に包まれながら、中堅前にポトリと落ちる安打。チャンスを広げ、この回３点を返した。

　８回には中田の同点弾、延長１１回には中島の勝ち越し打と、逆転劇へ勢いづける一打を放った。

　「途中まで、いよいよ最後かなと思った。みんなで取った１勝。１つになって、やっていきたいね」と現役生活が先延ばしになり、笑顔だった。