<SMBC日本シリーズ2014:ソフトバンク5-2阪神>◇第4戦◇29日◇ヤフオクドーム

 ソフトバンク中村晃外野手(24)が、劇的なサヨナラ勝ちの主役を演じた。

 同点で迎えた延長10回裏。2死一、二塁で阪神の守護神・呉昇桓投手(32)と対戦。前打者の松田宣浩内野手(31)が直球に力負けしての二飛に終わっていたが、中村は負けてなかった。

 1ボールの後、3球続けてファウルで粘って、徐々に速球にタイミングがあってきた。5球目の直球を振り抜くと、右翼ポール際で真っ赤に染まったホークスファンの中で弾んだ。サヨナラ3ラン。

 ヒーローインタビューで中村は「最高です。ポストシーズンに入って結果が残せてなかったので何とか打ちたいと思って打席に入りました。いい勢いがつく勝ち方だったので明日も何とか勝てるように選手全員で勝ち取りたいです」と声も弾んでいた。