日本ハムの新任の木田優夫ゼネラルマネジャー(GM)補佐(46)が5日、親交が深いお笑い界の大御所の明石家さんま(59)をチクリと「口撃」して第2の人生をスタートした。

 札幌市内の球団事務所の仕事始めとなったこの日、初出勤。昨季限りでGMを兼任していたBCリーグ石川で現役を引退し、今季から要職に就任。職員らを前に所信表明のあいさつを行った。

 「こういうプロ野球界、こういうプロ野球チームがいいな、というのをファイターズがやっていきたい」と夢のある球団作りに心血を注ぐことを宣言した。

 再出発に際し、胸につかえている1つの思いを吐露。昨年末に恒例の番組出演などで共演した、さんまからは「世渡り上手」と、特別なエールはなかったそう。しかも木田GM補佐はトーク番組で自軍の中田翔内野手(25)の話術を絶賛していたことには、ちょっぴりジェラシーを感じたらしい。「うちの4番にはトークで合格点を付けたのに(付き合いが長い)僕には付けてくれませんでしたよね」。さんまには、こう本音をぶつけたという。木田GM補佐は複雑な思いを封印して「もっと(トークを)頑張ってほしい」と気丈に中田を鼓舞し、本格業務をスタートした。