巨人は5日、東京・大手町の球団事務所で業務を開始した。

 久保博球団社長(65)の年初あいさつは以下の通り。

 皆さん、明けましておめでとうございます。

 巨人軍は球団創設81年目になります。今シーズン、チームは原監督が掲げる「新成」というスローガンのもと、セ・リーグ4連覇、そして日本一奪回という目標に向けてスタートします。

 球団の第一の仕事は、チームが目標を達成できるように1年間を通じて徹底的にサポートすることです。

 二つ目の仕事は、読売巨人軍の歴史的な資産を生かしたジャイアンツブランド、その格段のパワーアップを図っていくことです。

 年末年始に、プロ野球80周年の企画番組がNHK、民放で放映されました。それを見ていて、ジャイアンツの存在感の圧倒的な大きさをあらためて感じました。また、それだけに日本プロ野球界、スポーツ界における読売巨人軍の責任の重さというものも痛感しました。

 三つ目の仕事は、日本一奪回を目指す常勝のチームと、ジャイアンツブランドのたゆまざる創造、その2つの上に立脚した球団経営をさらに発展させ、読売新聞グループの中核として収益を拡大していくことだと思います。

 特に、2015年は「G2プロジェクト」という名前でジャイアンツ球場の活性化を図り、若いファンの獲得にも努めていく、というのも大きな課題です。

 私も先頭に立って取り組んでいきます。ともに頑張りましょう。