<東都大学野球:駒大1-0中大>◇最終週2日目◇26日◇神宮

 06年春以来となる6位決定戦が行われ、駒大が中大を破って最下位を免れた。0-0で迎えた9回、先頭の白崎浩之三塁手(3年=埼玉栄)が左翼へ劇的なアーチを放つサヨナラ勝ちだった。白崎浩は「自分が行くしかないと思った。ずっと迷惑をかけてきたから、なんとか決めてやろうと思いました」。生還したときには涙を流し、最下位脱出を喜んだ。前週まで打率は2割5厘。苦しんできた4番が最後に大仕事をやってのけた。小椋正博監督(58)も「ふがいなかった4番がやってくれました。初めて泣きましたよ」と喜びを隠さなかった。