<関東地区大学野球選手権:東海大2-0創価大>◇準々決勝◇1日◇横浜

 ドラフト指名された選手同士の対決は、東海大コンビが制した。東海大は0-0で迎えた6回、オリックスに3位指名された3番伏見寅威(とらい)捕手(4年=東海大四)が、ヤクルトに2位指名された小川泰弘投手(4年=成章)から左前安打で出塁。巨人に5位指名された4番坂口真規内野手(4年=智弁学園和歌山)が右越え二塁打を放ち、右翼からの送球が乱れる間に、伏見が生還した。

 伏見は「絶対に打つという気持ちだった。何とか粘って打てた」。坂口は「外角の直球。ちょっと詰まっていたけど、風に乗ってくれた」と喜んだ。

 伏見担当のオリックス早川スカウトは「リーグ戦よりさらに良くなった。インコースもしぶとくカットで逃げながら、左前に持っていった。直球主体でリードができ、守備も落ち着きがある。大いに(来季1軍の)チャンスはあると思う」と評価していた。