セ・パ両リーグの理事会と実行委員会が4日に都内で行われ、今季のクライマックスシリーズの開催方式が固まった。第2ステージでセが提案していたアドバンテージを両リーグで採用し、公式戦で勝率1位のチームに1勝を与えて4戦先勝(6試合制)とする形で12球団が合意した。開催地はホームアンドアウェー方式も検討されたが、1位チームの本拠地で第2ステージ全試合を行うことになった。日程は今後各リーグ検討し決定する。

 落合監督の意を受けて中日が提案した北京五輪期間中の救済措置も12球団間でほぼ合意した。外国人を含め3人以上の選手を五輪に派遣しているチームは期間中の外国人登録枠を現状の4人から5人に拡大するという案だが、先月2日、落合監督がキャンプ地の沖縄・北谷を訪れた根来コミッショナー代行に直接提案したものだ。阪神など当初は拒否反応を示していた球団もおおむね賛成した。ただし選手会との調整なども必要なため、正式決定および公表は見送られた。