中日中里篤史投手(25)が、初の開幕1軍切符を手にした。26日、1軍メンバーが公示された。中里は小川、西川、吉見とともにプロ8年目で初の栄誉となったが「最低限の目標が達成できたということ。ルーキーじゃないので、喜んでばかりもいられません」と表情を引き締めた。

 オープン戦では7試合登板で防御率0・00。自慢の直球で打者を封じてきた。だが四球を出すシーンもあって立場は盤石ではない。それだけに「シーズンでダメなら意味がない。1年間ずっと中継ぎで活躍できるようにしたい」と話した。

 西武移籍した「ポスト岡本」が期待されている。岡本は昨季チーム最多の62試合に登板した。中里は「50試合ぐらいは投げたいと思っています。ダメならファームに落ちるので、抑えていないとずっとは投げられない。自分にとっては未知の試合数だけど、目標にしたい」と力強く話した。