寺原打ちや!

 阪神の開幕戦の相手・横浜の開幕投手は疲労蓄積の三浦が回避し、寺原が濃厚となった。これは左ひざ手術明けの金本にとって好都合だ。26日、鳴尾浜のフリー打撃でも32スイングで柵越えゼロ。開幕を本調子では迎えるのは難しいかもしれない。そんな状況だが寺原には通算9打数5安打2本塁打、打率5割5分6厘と相性がいい。

 「(寺原は)ええ球投げるよ。甘いところ来たら打てるし、いいところに来たら打てない」。本人はまずは自分との戦いが先決とのスタンス。三浦も通算打率3割5分6厘(180打数64安打12本塁打)とヒット、本塁打とも、もっとも放っている相手。とはいえチーム全体が通算3勝0敗と得意とする寺原の方が周囲のフォローも期待できる。

 もう一人、攻略の旗手となりそうなのが鳥谷だ。対寺原は07年7打数5安打、ソフトバンク時代の06年も3打数2安打。過去2年間、打率7割の好相性。「たまたまです。(三浦と違っても)変わらないですよ、どっちみち当たるんで」。言葉はクールだが開幕からの爆発に気合十分だ。