大石丸の改革は止まらない。昨年オフにオリックス初の育成枠入団となった梶本達哉投手(21)が30日、支配下選手登録されることとなった。背番号は「114」から「94」となり、契約金なしの年俸490万円。ファームからの強い推薦もあり、大石監督代行は「球速もあり、変化球でストライクが取れる。十分、戦力になる可能性があると思っているし、大いに期待している」と説明した。

 全員で戦う姿勢の表れでもある。これで支配下登録数は残り1つの69選手。現在も外国人投手補強を目指しており、枠をいっぱいに使って低迷から脱出する覚悟だ。梶本も「四国アイランドリーグからはまだいない1軍での1勝を目指したい」と意気込んだ。コリンズ政権では1、2軍の入れ替えを含む流通のなさが問題視されたが、大石監督代行は持っている戦力をムダにしない構えだ。(金額は推定)