竜3位も危ない5年ぶり虎に6連敗の屈辱
<中日2-7阪神>◇19日◇ナゴヤドーム
中日が阪神に2-7で完敗。これで対阪神戦は5年ぶりの6連敗となり、貯金も再び「1」となった。中日は1回に和田一浩外野手(36)のタイムリーで先制したが、先発小笠原孝投手(31)が2本の本塁打を浴びて降板。打線も元気なく、阪神の3投手に6安打2点に抑えられた。
敗色濃厚の展開にナゴヤドームのファンは試合中にもかかわらず、次々と家路に着き始めた。冷めた空気の中で虎に03年7月以来、5年ぶりの6連敗。落合政権では初めての屈辱だ。「こんなに苦しむの初めて? そうかもしれないな。こんなはずじゃない、こんなはずじゃないでここまできた」。首位と今季最大14ゲーム差。4位ヤクルトにも1ゲーム差と迫られた落合監督はため息をついた。
先発小笠原が浴びた2被弾が致命傷となった。1-0とリードして迎えた3回、鳥谷に真ん中に入ったストレートを右翼へ3ラン。6回には元チームメートの高橋光に左中間へ2ラン。ともに四球で出した走者がいたことで傷を深くした。「点を取ってもらった直後だったし、たくさん入ってくれていたお客さんに申し訳ない」。6回を4安打ながら5失点で7敗目となった左腕は悔しそうだった。
昨年日本一のチームがどん底を抜け出せない。指揮官は原因をこう話した。
「今の球界で我関せずでできるのは金本と小笠原(巨人)だけだ。そういう選手が本当の意味で名前を残していく。残念ながらうちにはそういう選手が育っていない。いい選手なんだよ。でも、1本立ちしたと認めるのは半年早かったかな。こっちの責任だ」。
どんな状況でもベストのプレーができる選手としてあえて他球団2人の名前を挙げた。今年のキャンプ初日に投手以外のレギュラー8人を公言。信頼を寄せる主力にすべてを託した指揮官だが、結果の出ない現状では“見込み違い”を認めざるを得なかった。「まあ、まだ終わったわけじゃない。ここから何連勝するかわからないぞ」。最後に強気のオレ流節が飛び出したのがせめてもの救いだった。【鈴木忠平】
[2008年7月20日10時53分 紙面から]
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