阪神は9日までにルー・フォード外野手(32)と来季契約を結ばない方針を固めた。この日、2軍関係者も参加し、編成会議を行い、オフの整理選手について話し合われた。南球団社長は「下打ち合わせです。(全員に)クライマックスシリーズまでがんばってもらいたい。10月になったら…」と話すにとどまったが、外国人の処遇はまとまりつつある。

 フォードはメジャーで活躍した実績を持ち、春季キャンプでハッスルプレーが注目された。しかしシーズンに入ると力不足を露呈。1軍では47試合で打率2割2分5厘、3本塁打と低迷した。5月に早くも2軍に降格。7月21日に登録抹消されたのを最後に事実上の「戦力外」となっていた。

 球団首脳も「ファームでひたむきに練習している姿勢は買うが、さすがに(契約は)厳しい」と話す。2軍でも打率2割3分6厘と寂しい成績だ。フォードはウエスタンリーグ最終戦(20日)までプレーする方向だが、クライマックスシリーズを前に帰国する可能性もある。

 来季の外国人編成に関してはウィリアムス、アッチソン、リーソップ、バルディリスは残留する方針。ボーグルソンは微妙な状況だ。