中日落合博満監督(54)と西川順之助球団社長(74)が28日、退団濃厚のタイロン・ウッズ内野手(39)との契約についてナゴヤドームで話し合ったが、結論は30日のドラフト会議以降に持ち越された。西川球団社長は「いい野手がとれれば1、2年かけて育てるという選択肢もある」と発言。名前こそ出さなかったが、今年の中日のドラフト有力選手で将来の4番を期待される大砲候補といえば東海大相模・大田泰示内野手(3年)。同社長の発言は大田を1巡目指名する可能性を示唆していた。

 大田は巨人など複数球団が1巡目候補に挙げており、仮に中日が1巡目指名した場合も他球団と競合するのは確実。交渉権を獲得し、入団交渉をまとめられるかどうかがウッズの“必要度”を左右するとみられる。なおウッズは30日に帰国予定。交渉は球団と本人が直接行うという。