西武クレイグ・ブラゼル内野手(28)が今季限りで退団する可能性が出てきた。4日の楽天戦で頭部死球を受けた影響が長引き、30日に米国へ帰国し、日本シリーズの欠場が決まった。これまで精密検査を2度受けていずれも異常はなかったが、目まいを訴えて練習できず、母国での治療を希望していた。球団は帰国を許可したが、来季契約について、前田本部長は「シーズンが終わってから検討します」と話すにとどまった。今季27本塁打を放って優勝に貢献したが、研究されたシーズン終盤は弱点を露呈。復帰が待たれたポストシーズンもプレーできず、評価を下げた。起用法などで不満も示しており、契約交渉の難航は必至。残留は微妙な状況だが、来季も日本でのプレーを希望している。