今季フリーエージェント(FA)権を取得した日本ハム建山義紀投手(32)が4日、権利を行使せずに契約を更改した。札幌市内の球団事務所で初交渉を行い、2700万円増の年俸7500万円(推定)の提示を受けて合意、そのまま更改した。今季は自己最多58試合に登板し、防御率3・07をマーク。シーズン終盤はセットアッパーも務め、中継ぎの柱の1人として活躍した。初取得のFA権を行使しなかった決め手に「納得して判を押した。ファイターズに愛着がある」とチーム愛を挙げた。昨季は先発に転向して低迷したが、今季は中継ぎ専任で復活。プロ入り後、自身最高年俸を勝ち取った。先発希望はあるが「基本はわがままを言わずに投げる」とベテランらしく、フル稼働を誓っていた。