FA権を取得している横浜三浦大輔投手(34)の残留の可能性が高まった。8日、横須賀のベイスターズ球場で練習を終えた三浦は「固まっていない。野球人、三浦大輔として分岐点だと思う」と結論は避けた。だが、FA申請期間が始まる10日を前に、球団と交渉を重ねている。球団首脳の1人は「いろいろと細かい条件の話をしている」と明かした。別の球団首脳も「(残留の方向へ)押し戻せたと思う」と手応えを口にした。三浦は「あと1回ぐらい話し合うかもしれない」と、最後の詰めを経て残留の決断を下すことになりそうだ。

 球団の提示は、3年総額10億円プラス出来高払い(推定)の好条件。オプションで4年目の契約も可能となっている。三浦は「(答えを出す)期限は設けていない。条件以外の部分も話しているし、疑問に思ったことは聞きたい」と話した。