中日西川順之助球団社長(75)は11日、阪神が川上憲伸投手(33)獲得に乗り出すことについて「それは仕方のないこと。阪神と(川上)憲伸の問題だから」と静観する姿勢を見せた。FA宣言が決定的な川上に対し、他球団に先駆けての残留交渉に消極的な姿勢を崩さなかった。

 川上はこの日も公の場には姿を見せず、FA書類提出は12日以降に持ち越しとなった。10日深夜には自身のホームページを更新し「今、新聞等でいろいろと騒がれていて、少し驚いているというのが本音です」と心境を告白。今後については「今の僕自身にも、正直分からない。今はいろいろ考えている最中。家族も含め、周りの方々の意見を参考にしたい」と記している。