金本よ、球界最年長選手になれ!

 阪神金本知憲外野手(40)が、精神修行の師から壮大な指令を受けた。13日、和歌山県内の高野山大学で新井貴浩内野手(31)とイベントに参加。オフの恒例行事としている護摩行の師、鹿児島・最福寺の池口恵観法主(72)も同席した。金本が尊敬する師は、鉄人の若さに感心した上で、1950年に48歳でプレーした浜崎真二(阪急)を抜くまで現役を続行することを求めた。世界遺産の神秘力に触れたアニキが、アラフィフティーまで頑張る。

 アラフィフテーまでプレーできる!

 真言宗の総本山で1200年の歴史を誇る高野山で、金本が大きな期待を寄せられた。池口法主が、99年オフから10年来、金本の護摩行を指導してきた経験を踏まえて、その可能性を口にした。

 池口法主

 金本は本当に体が若い。ひざのけがはあるが、全体的にものすごく若い。10年前に初めて護摩行に来た時よりも、若くなっていると思う。プロ野球では1番年寄り(最年長)までいけるじゃないか。

 池口法主の期待はとてつもなく大きい。プロ野球史上最年長プレーヤーは浜崎真二(阪急)。40歳の金本が記録を更新するには、49歳になる2017年を現役でプレーすることが条件。残り9シーズンを戦うことになる。池口法主は「体が若いのは気持ちを磨いているから。その状態を確かめるためにも(護摩行に)来ますよね。火で受けて古い細胞が新しい細胞に生まれ変わるということもあるかもしれない」と話した。

 史上最年長記録をバックアップするために、金本に新しい修行が準備される。池口法主によれば、これまで護摩行を10年も続けた例はないという。今オフはすでに過去最多の護摩木3000本による修行を準備。さらに「10年を過ぎて、1段階上を教えていこうかなと思っている」。体と心と言葉を一体にさせる瞑想(めいそう)によるメンタル面の強化メニューをプラスするという。「安定した気持ちで打席に入れるようになる」と目的を説明。肉体的にも精神的にも成長を促す構えだ。

 期待を寄せられた金本はこの日、高野山大学でイベントに参加。記念品の当たる抽選会ではサイン入りのヘルメットなど出品。最後にヨーロッパ往復航空券を当てた女性客が矢野のユニホームを着ている姿を見て「もう1回抽選していいですか?」とジョークを飛ばし、会場の笑いを誘うなど元気いっぱいだった。

 金本は37歳の06年1月、池口法主から「45歳まで頑張りなさい」とハッパをかけられている。だが40歳を迎えた今季も変わらない活躍を見たことで期間が延長された形。来年4月3日に41歳になるアニキはまだまだ突っ走る。【益田一弘】