監督との“公開バトル”に勝っちゃいマシタ~。オリックスの新外国人ライアン・ボーグルソン投手(31=前阪神)が1日、宮古島入りし入団会見を行った。同席した大石監督に直接訴えるかのように「先発をやりたい」と連呼。中継ぎを想定していた指揮官も熱意に押され、急きょオープン戦で先発の適性をテストすることを約束した。

 「今まで先発だったので先発が一番いい」「ローテに入れるくらいの力を見せたい」「先発の機会があれば自分の力を出してみせる」…。ボーグルソンはこれでもかと先発への意欲をアピールした。

 ただ、頑固で知られる大石監督も負けていない。会見で「現時点では中継ぎと思っている。球が速く、よく動くイメージ。50球か60球くらいまではすごくいい球を投げる」ときっぱり。評価はしつつも「中継ぎ向き」の信念は曲げなかった。この時点では…。

 言ってみるものだ。熱意は“山”を動かした。会見後、佐々木投手コーチも交えて約20分間の3者会談。ここでも右腕は先発、先発…と主張。監督は「先発の6人はある程度決まっている」と現状を説明したが、こだわりを理解した指揮官は、予定していなかった「オープン戦での先発テスト」をついに約束した。

 阪神での2年間は1、2軍計42試合すべて先発だった。だが成績の方は10勝10敗、防御率4・08とビミョー。小松、山本、金子、近藤、平野、岸田の先発候補6人に割って入るには相当なアピールが必要になるが、ともかくボーグルソンにとっては完全勝利と言える1日だった。【柏原誠】

 [2009年2月2日11時13分

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